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SSL対応はされていますか?

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 CONTENTS
 ・ご挨拶
 ● SSL対応はされていますか?
 ・SSL化のメリット
 ・SSL化のデメリット
 ・SSL化はするべき?
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東海、関東甲信地域も6月7日からようやく梅雨に入りました。
まだまだ暑い日が続き、少し早いようにも思いますが、例年通りだそうです。

最近は朝晩少し寒いですので、体調を崩される方も多くなっております。
体調管理にはお気を付けくださいませ。

また、梅雨に入ったことでこれから夏に掛けて雨の日が続きそうです。
その分、外出が減り、スマホやパソコンからホームページを見に来る方が
増える時期になります。

閲覧数増加を見越して、ホームページへの掲載方法やページ内容を見直すことを
検討されては如何でしょうか。ホームページからの反響を増やされたい方は、
お気軽にお問い合わせください。

 ● SSL対応はされていますか?

SSL対応と言われてピンと来る方は、ITの業界に比較的明るい方だと思います。

最近では、個人情報漏洩の問題が厳しくなりました。
特にホームページからのお問い合わせや情報漏洩の問題で、情報セキュリティの意識が
個人レベルまで広がってきました。

そんな中、Googleが数年前にSSL/httpsを検索結果の対象として追加することを発表しました。
つまりは、ホームページがSSL対応していると、検索結果の上位に出やすくなるというものです。
時代の流れはホームページのSSL化に向かっております。

では、すぐにでもサイトを常時SSL化するべきなのでしょうか。
今回はSSL導入のメリット・デメリットについてご紹介します。

そもそもSSLとはそもそも何なのかについてご説明します。
SSL(Secure Sokets Layer)はインターネット上でデータを暗号化して送受信するものです。
よくホームページから注文や予約をする際にSSL対応をしていないと、入力した個人情報が
第三者からは丸見えになり、非常に危険です。

そのためSSLではデータを暗号化して送ります。
データを暗号化してから送るため、第三者からデータを盗み見られたり、改ざんされるリスクが
激減します。

URLの始まりが「http」ではなく「https」から始まるサイトがSSLサイトです。
昔から個人情報を入力するECサイトの入力フォーム等では、多くのサイトでSSL化されています。

★SSL化のメリット

常時SSL化するメリットで言われているのは主に以下の4つです。

1.セキュリティの強化
2.信頼性の向上
3.アクセス解析の精度向上
4.SEOに有利

<1.セキュリティの強化>

上記にあるようにホームページから個人情報を入力する際に暗号化されて送信されます。
また、通常のホームページを見ていてもcookie等のデータが含まれていることがあります。
閲覧履歴やログイン情報等の個人情報も含まれますが、常時SSLによってこれらの盗聴も
防ぐことができます。

<2.信頼性の向上>

SSL化の際、第三者機関のSSL認証局がSSLサーバ証明書を発行します。
よくホームページにSSL化がされていることを証明するシールもあります。

これは証明書の種類にもよりますが、サイト運営企業の実態まで調査してから発行します。
ユーザーによっては、このSSL化を証明するシールがあることで、安心して利用できる
ホームページであることをアピールでき、企業の信頼性の向上につなげることができます。

<3.アクセス解析の精度向上>

Google Analytics等でサイトのアクセスデータの解析をする際に、どこのサイトから
自分のサイトへ訪問されたかを知る「リファラー」データは非常に重要な項目です。
しかし、ユーザーがhttpsサイトからhttpサイトに移動する場合は、このリファラーが渡されず、
参照元無しとなってしまいます。

自分のサイトをhttpsにすることで、http、https両方のサイトからリファラーを受け取れるようになり、
より詳細なアクセス解析ができるようになります。

<4.SEOに有利>

最初にお伝えした通り、GoogleはSSLを検索結果のランキングシグナルに使用することを公式に
発表しております。簡単に言えば、「通常のホームページよりSSL化されたホームページの方が
検索順位を優遇しますよ」というものです。

この発表から、SSL化が以前よりも注目を集めるようになったきっかけとも言えますが、
現状ではSEOの影響は小さいと言われています。ただし、今後重要度が増す可能性はあります。
まだまだSSL化されたホームページは少ないので、検索順位を気にされるホームページの場合、
この機会に導入をご検討されてはいかがでしょうか?

★SSL化のデメリット

SSL化はメリットだけでなくデメリットも存在します。
現時点で考えられるデメリットは以下の3つです。

1.運用コストの増加
2.広告収入の減少リスク

<1.運用コストの増加>

SSL化の際に必要なSSLサーバ証明書の発行に費用が発生します。
証明書の種類や発行する認証局によって金額に差がありますが
ラクーのレンタルサーバーの場合、年間で3万円になります。

<2.広告収入の減少リスク>

ラクーのお客様ではほとんどおりませんが、ホームページにバナー広告などの
広告掲載をしているサイトのSSL化には注意が必要です。
SSL対応サイトでは、広告を含むページ上のすべてのコンテンツが SSLに準拠している
必要があります。そのため広告先の全てSSL化したサイトになる必要があります。

★SSL化はするべき?

上記の通り、SSL化にはメリット、デメリットがあります。
これらを踏まえると取り掛かるべきかどうかは、ホームページの目的によって
変わってくると思います。

信頼性やセキュリティを問われることが多い企業のコーポレートサイトや
ECサイトではメリットの方が大きいと思います。運用コストさえ問題でなければ、
導入されてもよろしいかと思います。

一方、広告収入が目的のサイトは、まだ慎重になるべきです。
安易に行うことで、広告収入が減りサイトの価値を損ねる危険性があります。

また、SEOのみを目的とした場合は、導入することで効果があるかはまだまだ微妙ですが、
Googleは「常時SSL」を検索結果ランキングに影響すると明言しています。
実際の影響度は見えてきていませんが、Googleの「常時SSL」への対応度から見ると、
無視することはできないと考えておくべきでしょう。

セキュアな環境を構築しつつ、検索結果ランキングに作用するのなら、
「常時SSL」は導入して損はないという判断になるかと思います。

2017年06月12日 | 新着情報