2012.02.20
ブートストラップ
体育館シューズのかかとらへんに、つまみがついてましたよね。あれをbootstrapと呼びます。なるほどストラップみたいな形をしています。
さて、このブートストラップを引っ張りあげると、足が持ち上がります。
ということから転じて、コンピュータを立ち上げることをbootと呼ぶようになったそうです。「~そうです」というのは、実はこの話、いまいち確実な由来がはっきりしていないようで。「bootstrapをつまんで自身を持ち上げるから、起動処理をbootstrapないしbootと呼ぶらしい」ことが分かっているだけで出典は分からない。素性不明の言葉というのは結構身近にあるものなので(たとえば、翻訳の訳を「わけ」と読む理由も、はっきりしていないようです)、そういうものかもしれません。
今さら何でこういう話をするかというと、これまでbootだとかrebootという程度にしか使われてこなかったbootstrapが、今bootstrapという名前で注目されてたりするからですね。
これはTwitter社内で使われているCSSフレームワークで、オープンソース化されたものです。
TwitterのUIを簡単にページに組み込める!というもの。フレームワークというものは、ある種のスターターキットだったりするのもので、CSSフレームワークはWebサイトのスターター=bootstrapになるわけです。
aotaもためしに使ってみましたが、ちょっとした管理画面を用意するには持って来いですね。
Webサービスを作ってみようという人は、これをスターターにするとつまづかないかもしれません。何しろ、bootstrapをつまんで足を持ち上げてるわけですしね :-)