2009.11.16
11/12 おっぱい社長
前回ユーアイズで行われましたINVESTMENT FESTIVAL の第2回目です。
今回は5社のプレゼンをお聞きしました。
いろいろと印象深い事業をやられている方も多く出店されました。
一番印象深かったのは、株式会社ウロメディカルジャパンさんです。
http://www.uro-jp.com/
この会社は人工乳房を製造している会社です。
今はピンクリボンキャンペーンで、乳がんの存在も多く知られております。
ただ乳がんになり、乳房がない方も多くおられるのが現状です。
この会社の社長の妹もその一人です。
きっかけが、1995年に乳がんで左の乳房を切除しており、「いろいろな人工の乳房を見たり
調べたりしたけれど、なかなか満足できるものがなくいいものがない。」ということだそうです。
また、友達と温泉旅行にもなかなか行けなく、手術痕は旦那さんと娘にしか見せたこと
もないと5年たって初めて聞かされたそうです。お兄さんに手術痕を見せて「作ってみて」
って言うまでにはそうとうの決心がいった事だと思います。
その際に、妹さんからせっかく作ってくれるなら3つの条件を満たすものを作って欲しい、
と言われ、それから条件を満たし満足が出来るものを作成するのに2年かかったそうです。
その妹から出された3つの条件とは、
「2泊3日の温泉旅行に普通に行けるものを」ということで
1.洋服の上から自然に見え、触っても違和感なくやわらかい事
2.普通のブラジャーに入って、ブラジャーをはずしたとき自然に見える事
3.そのままお風呂に入り、シャワーを浴びれる事 でした。
現在では、他の人工乳房をお作りになっている世界中のどんな会社にも負けない
人工乳房が製作できるようになったそうです。
この会社の願いは、全国どこにでも出かけ、より多くの方に人工乳房をお作りし、
少しでも普通の生活を普通に過ごしていただける助けの一つになれれば、
と願い頑張っているそうです。
世の中に困っている人の手助けをするのが本来のビジネスだと思います。
そして、このように社会性のあるビジネスは関心を引きますね。
名古屋のビジネスの祭典のN-1グランプリで見事グランプリを
受賞されたのもうなづけます。これから成長が期待できる会社ですね。
http://n1-gp.net/about/grandprix.html
前回と同様に盛り上がった会でした。
このようなリアルな人工乳房ができます。つけるとほとんど分からないそうです。
2次会もいろいろな方と交流ができ、有意義な会となりました。