ホームページ制作とシステム開発は違うの?
【ホームページ制作とシステム開発の違いとは?】
IT関連の知識を勉強中ということであれば、ホームページ制作とシステム開発の違いと言われても、あまり明確な差が分からないかもしれません。どちらもプログラミング言語を使ってコードを書き、必要な機能を動かしていくからです。しかし、両者には明確な違いがあり、それに伴って、依頼する開発代行会社も変わってきます。
両者の大きな違いとして、その目的があります。ホームページ制作はほとんどの場合、一般ユーザーを対象としていて、宣伝や販売など、対外的な目的を持っています。一方で、システム開発といった場合、社内の業務システム、たとえば発注や人事管理、社内連絡などの内部で使うための機能がメインです。
こうしたことから、見た目にも違いが出てきます。ホームページ制作では、人目を引く魅力的なデザインにし、装飾をたくさん入れることになります。しかし、システム開発では極力無駄を排除し、必要な機能だけに集中できるように、装飾はほとんどなく非常にシンプルな、言い方によっては無機質なデザインとなります。
【業務システムとホームページの連動の重要性】
このように、業務用のシステム開発とホームページ制作には大きな違いがあり、使うプログラミング言語も異なります。そのため、制作代行をしている会社も、ホームページ制作とシステム開発では明確に分かれています。しかし、両者を完全に切り離してしまうと面倒なことも起こります。
特に、ホームページで商品を販売していたり、ユーザーからの問い合わせを受け付けたりといった機能を持たせている場合です。実際の業務は社内システムで処理して、顧客とのコンタクトはホームページでするとなると、作業が煩雑になります。そのため、ホームページと業務システムを連携させて、サイト経由でユーザーが接触してきたら、そのまま社内業務システムで処理できるようにするのです。こうしたシステムを作ることができれば、とても仕事が楽になります。