理想的な会社とは・・・。
先日、未来工業の相談役の山田さんの講演をお聞きする機会がありました。
以前に本を読んで、なんとなく内容は聞いておりました。
どの企業も最近では、顧客満足度を高めることもしているでしょうが、
それ以上に未来工業さんでは従業員満足度を高めることに力を入れられています。
今のご時世、なかなかできることではありません。
・最近、６５歳の定年を７０歳にした。その間も給与は上がり続けるそうです。
７０歳で年収は７００万程度。普通は６０歳以上で雇用されている企業も
ありますが、２０万程度に抑えるところが大半だと思います。
・子供を生んだら、３年は休みがとれる。
・社員の８００名は全て正社員。
アルバイトも社員も同じような仕事をしていることがほとんど。
給与で差別するとやる気がなくなる。
・給与は全て年功序列。退職するまで上がり続ける。
最近、流行の成果主義はしていない。
・休みも多い。今年の年末は、12/20～1/10まで２０間も休み。
お盆やＧＷも１０日の連休がある。
・働く時間も通常は８時－１７時のですが、
８時３０分－１６時４５分で１日の働く時間が７時間１５分と短い。
・給与も現金で渡すそうです。
そうすることで給料日にはお父さんの威厳も保てるし、
いろんな手当を家族に内緒にしてヘソクリにできるそうです。
実にいろいろなことをやられています。
中小企業が儲からないのは、みんなと同じことをやっているから駄目だということで、
「ホウ・レン・ソウ」をしない、「社内のルール」はできるだけ作らない、
という大企業ではおよそあり得ないこともされています。
そうすることで社員が自発的に考えることを何よりも推奨しているのだと思います。
我々のＩＴ業界は残業は当たり前、徹夜も頻繁にあるような会社もあります。
それだけ厳しい業界ではありますが、将来的には未来工業さんのように、
しっかりと利益を上げて、皆が働きやすい会社にしたいものです。