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3/22 自粛が震災の2次災害になる

東北の大地震が起きて、なんとなく被災地の人々が苦しんでいるから
自分達も自粛しようとか贅沢をしないおこうとか、派手なイベントは
控えようといった雰囲気があります。

そのような感情になるのは分かります。
確かにTVで被災者を見ていると心が痛みます。

ただ、そのように自粛することは結果的に復興を遅らせることになります。
ホリエモンのブログにもありますが、私もそう思います。
http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10832312004.html

私の参加している経営者の会では、千人以上集まる4月のイベントがなくなりました。

もう一つの会では、こんな状況で会のイベントを開くべきか否かで大激論になりました。
当初行う予定であったプロの手品師によるイベントがなくなりましたが、
結果として行うことにしました。

ただ、そのような手品師やピエロの人々にとっては、今回の地震は
大打撃だと思います。

知り合いの経営者で、今年が会社50周年で名古屋駅のマリオットで、
取引先などをお招きして約900名の記念イベントを4月に行う予定だったそうです。
トヨタ関連ということで、上層部からストップになったのかもしれませんが、
その50周年イベント自体がなくなったそうです。

数ヶ月前から準備して、総事業費はウン千万円だそうです。
担当していた広告代理店の女性の担当者は、記念イベントがなくなったことを聞いて
その場で泣き崩れたそうです。
大きなイベントでその広告会社にとっても大打撃だったのでしょう。

今回のキャンセルで、当然マリオットも被害をうけます。
キャンセル代を頂いても会場費の収入は少なくなるでしょうし、それを見越した
アルバイトなどもいらなくなります。そこで働く予定であった人にも影響していきます。
そして900名の食材を提供する予定だった仕入先にも影響します。。。
そのような負の連鎖が続いていきます。

企業が収益をあげないと、人々の給料も少なくなります。
結果税収も減り、義援金も減り、復興の妨げになる。

中にはもう派遣切りに合っているアルバイトの人たちもいます。
震災で内定を取り消しになった大学生もいます。
これが続くと震災の2次・3次被害になってしまいます。

その負の連鎖を断ち切ることが必要です。

直接復興や救援に関係ない人たちは、節電をしながらも普通に消費しましょう。
普通に仕事をして、普通に生活しましょう。

そしてイベントはなるべく中止しないようにしましょう。
それが、今私達にできる支援の1つになりますので。。。

2011年03月23日 | 社長ブログ