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4/18 ドラッカーの「現代の経営」

この本はビジネス界に最も影響力を持つ経営思想家としては知られる
P・F・ドラッカー氏の代表作の一つです。
経営のマネジメント機能については体系的に解説しています。

最近では、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
『マネジメント』を読んだら」という本がベストセラーになっています。
基本的にドラッカーの本は読みづらい傾向がありますが、この本は
分かりやすくドラッカーの経営について説明しています。

「現代の経営」の中でマネジメントは、企業が意思決定をし、
行動する上で不可欠なものと書かれています。
その機能を主に次の3つに分けています。

第1の機能:事業マネジメント

第2の機能:経営管理者のマネジメント

第3の機能:人と仕事のマネジメント

この中で第1の機能が特に有名です。

企業の目的とは何か。これを理解するためには、企業の目的から
考えなくてはなりません。企業の目的として有効定義はただ1つ
だそうです。「顧客を創造すること」

お客様が望むもの、困っていることをサービスや商品で提供し、
顧客に満足してもらうこと。そのために自社がいかなる事業を
行うかについて意思決定する必要があります。

自社の事業とは何かという問いに対する答えは、分かりきったように
思えます。ただ実際には徹底的な思考と検討がないと答えられません。

そもそも事業が何であるかと決めるのは、企業ではなく顧客であると
書かれています。確かに今の事業も、顧客や市場の立場から見ることが
必要なのでしょうね。

そのため今の事業は何であるか、将来的に何をすべきかよく考えないと
いけないですね。現代の経営には、次の4点が書かれています。

①.事業の潜在的な可能性。市場や技術に大きな変化がない場合、
5年後、10年後に事業はどこまで大きくなることを期待できるのか、
そして、それを決定する要因は何か。

②.経済の発展、流行や好みの変化、競争の変動による事業の変化である

③.顧客の欲求を変化させ、新しい欲求を創造する、技術的イノベーションの可能性

④.今日のサービスや製品によって満足させられていない顧客の欲求。

ITの業界も進歩は早いといわれていますが、基本的なホームページ制作は
10年前とさほど変わりはありません。今後20年後、30年後にはまた違った
形で情報を検索したりしている可能性もあります。

それに合わせてラクーもどんどんと変化をして、お客様の要求に答えられる
企業になっていきたいと思います。

2010年04月18日 | 社長ブログ