新着情報

Information

ホームページ制作とシステム開発の違い

ホームページ制作とシステム開発は同じ意味だと考える人が多くいますが、実はまったく別の仕事です。中にはどちらも請け負う会社もありますが、その場合でも同じ人間が制作と開発の両方を行うことはまれです。

作成するものが違う

ホームページ制作で作るものは、ホームページそのものです。ドメイン上にホームページを設置し、デザインを作り、タイトルを付け、コンテンツを入れていきます。それに対してシステム開発で作られるものはWebアプリケーションや、作業を効率化するプログラムやシステムなどです。例えるなら、ホームページ制作はレストランの外装・内装や料理の内容を考えることで、システム開発は従業員のシフト管理や、料理をスピーディーに提供するシステムを作ること、と言った感じです。

制作に必要なスキルが違う

それぞれの制作に必要なスキルも異なります。ホームページ制作では、HTMLやCSS、JavaScriptなどの文章作成に有利なプログラミング言語を使います。さらに、読みやすい文章を書くWebライティング、目を引くデザインを作る芸術的センス、ユーザーの動きを誘導するマーケティング心理学なども、優秀なWeb制作者が持っているスキルです。

一方でシステム開発者は、PHPやRuby、C言語などが使われます。ホームページ制作では、プログラミングをせずにホームページを完成させることができますが、システム開発では、プログラミングを避けて通ることはできません。必然的に、理系の人材が多くなります。

難易度が違う

ホームページ制作とシステム開発では、難易度が違います。システム開発の方が難しいです。ホームページ制作には、実は明確な定義やゴール地点がありません。スマホやパソコンの画面で見栄えをよくさえすれば、それで完成とすることができます。しかしシステムの開発ではそうはいかず、システムの中で1個所でも正常に作動しない箇所があれば、完成とは言えません。当然クライアントからは1円ももらうことができません。実際に、システム開発を依頼する方が、料金が高い場合がほとんどです。

2023年02月26日 | スタッフブログ