ホームページ制作とシステム開発を依頼するにあたって
【ホームページ制作とシステム開発について】
従来、ホームページ制作とシステム開発というのは異なるジャンルとして扱われてきました。そこには、さまざまな点で違いがあるからです。たとえば、ホームページ制作は不特定多数の人に公開されるコンテンツを提供しますが、システム開発はたいてい業務で使用するものなので社内に限定されたサービスとなります。また、ホームページ制作ではHTMLやCSSというプログラミング言語が用いられますが、システム開発ではJAVAやJavaScriptなどの別の言語を多用します。
このように、両者は別物で開発に関わる会社も、ジャンルが違うという状況が見られていました。しかし、最近はホームページ制作とシステム開発の両方を行うケースが増えてきています。というのも、今はホームページと業務システムなどを連携させるサービスが飛躍的に増えているからです。たとえば、商品を注文するサイトから、注文データが業務システムに送られてから、配送処理や決済完了などの通知を再度サイトで見られるようにするといった感じです。そのため、サイトとシステムを別々に構築するのではなく、まとめて作ったり既存のシステムに連携させたりすることが多くなっています。
【システム開発を依頼する際の注意点】
複雑なオンラインシステムなどを立ち上げるのには、専門的な技術と豊富な経験が必要です。そのため、たいていの企業は内製するのではなく、開発会社に依頼することになります。この際に注意したいのが、1つの会社にだけ見積もり依頼するのではなく、複数の会社に依頼することです。ホームページ制作を絡めたシステム開発は手法や技術によって、予算にかなりの差が出ることがあるからです。必ず相見積もりを取ることで、無駄なコストを抑えられます。
また、運用保守までを一貫して行ってくれるかという点も見ます。複雑なシステムは自分たちだけでは保守が難しいので、開発者がそのまま管理をしてくれると安全です。セキュリティ上のリスクが生じることもありますので、定期的な保守が求められる分野ですので、立ち上げ後のことも考えて計画しましょう。