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2つの「色の三原色」

こんにちは、朝日です。
皆さんは「色の三原色」と聞かれると、どんな3色を思い浮かべますか?
色の三原色には2種類あり、「光の三原色(RGB)」と「色材の三原色(CMY)」があるのです。
2つの違いはなんでしょうか。

「光の三原色」

光の三原色は、
R…赤
G…緑
B…青
の3色です。
光の三原色、というだけのことはあり、色を重ねていくとどんどん明るくなっていきます。
科学館にある3色のライトを壁に当て3つの色が重なるところは白くなるアレを思い浮かべてもらえるとわかりやすいでしょうか。
テレビやパソコンのディスプレイはRGBの3色で表現されています。

「色材の三原色」

色材の三原色は、
C…シアン
M…マゼンタ
Y…イエロー
の3色です。
絵の具のように、色を重ねていくとどんどん暗くなっていきます。
ただこの3色を混ぜただけでは、黒色にはならないため
印刷ではこの3色に K…黒 を加えた4色で表現します。

表現できる色の範囲

RGBはCMYKに比べると、色の表現できる範囲が広くなっています。
そのため、RGBでは表現できた色がCMYKでは表現できない場合があるのです。
表現できない色はCMYKで表現できる近似色に置き換えられてしまいます。

RGB形式の写真をCMYK形式に変換してみましょう。

002
RGB

002_
CMYK

RGBの画像に比べて、CMYKの画像がくすんだような色味になっているのがわかるでしょうか?

変換をすると、色味が変わってしまうのは避けることができません。
なので、印刷物等のデータは予めCMYKで作成する必要があるのですね。
最近ではRGBのままのデータでも再現度の高い印刷を行ってくれる印刷会社さんもあるようですから、
表現の差がほとんど無くなる日が来るかもしれません。

弊社ではチラシ・パンフレットなどの印刷物の制作も承っております。
制作をご検討のお客様はぜひお問い合わせください。

2017年10月27日 | スタッフブログ